炎症性のニキビ形成からニキビ跡へ

私達人間の肌には皮膚常在菌と呼ばれる菌が存在しています。皮膚常在菌として最も多い菌はブドウ球菌の一種である表皮ブドウ球菌です。1?当たりの数は数百から数十万個にも及びます。

 

そして次に多いのはアクネ桿菌(かんきん)と呼ばれる菌です。アクネ菌といえば耳にしたことがある人も多いかもしれません。こちらは、数十から数百単位で存在します。

 

炎症を起こしていない状態の白ニキビ・黒ニキビを経て、皮脂成分の毛穴の奥への刺激と皮膚常在菌、すなわち表皮ブドウ球菌とアクネ桿菌の作用によって炎症を起こすのです。

 

皮膚常在菌は脂肪分を好む性質を持っているため、皮脂は絶好の対象となります。アクネ桿菌は空気を嫌います。

 

そのため角質や皮脂が詰まった状態の毛穴の中でどんどん増殖していきます。これらの細菌は皮脂を、皮膚細胞に強い刺激を与える炎症物質の一つに分解します。

 

そして炎症が、真皮や皮下組織にまで至ると真皮の広い範囲で壊死が起こるのです。炎症を起こした状態でも、見た目に赤いポツっとしたものが出来ている状態のことを赤ニキビと言います。

 

ここからさらに悪化し化膿した状態のことを黄ニキビと言います。この膿が皮膚の表面に収まっている場合は、洗顔により皮膚の表面を清潔な状態に保つことや、正しい治療法でニキビに対処すればニキビ跡を残すことなくきれいに治すことが可能です。

 

ニキビが重症化したこのような状態では痛くみとかゆみの症状がともないます。また適切な治療を行わずに放置するとクレータのようなニキビ跡を形成することが多いのです。細菌が関係しているこの状態では、指先で触ったり、潰したりすることは禁物なのです。

 

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